レバナスに思う。外貨FXブーム

レバナスが大人気ですね。

ナスダックが下がってきたけれど、まだ買い下がっている人もかなりいるみたいです。

一攫千金を夢見てレバナスを買うのはなんとなく気持ちも分かります。

 

このレバナスは当然レバレッジがかかっているから、実際の値動きの数倍もの取引ができてしまいます。

ナスダックが3割上がれば、100万円が200万円近くまであがってしまう計算ですね。

実際にTQQQをコロナショック時に投資していれば去年11月に資金10倍になっていました。

 

日本での人気がすごいため、楽天なども投資信託を設定。

気持ちはわかります。

 

この動きは、リーマンショック直前の外貨FXブームを思い出しました。

2007年のサブプライム問題直前には米国金利が5%という今では考えられないような高金利でした。

そのため、金利スワップ)のためにFXでレバレッジをかけてドルを買うというブームが日本中で特に主婦においても流行りました。

 

実際に僕も買っていました。スワップだけで毎月10万円位にはなっていたと思います。でもその後リーマンショックスワップが0になるんですよね~。

 

 

その時、日本主婦(ミセスワタナベといわれていた)が殺到した時期が天井でした。

ドル126円からずるずるさげて、5年後にはドル75円。

ほぼすべての金利狙いのFXは焼かれてしまったのです。

 

その時に、カモは日本人かもと思いました。

 

今のレバナスを長期投資している日本人は、損失を被るのではないだろうか。

そんな気がしてなりません。

 

レバレッジは長期投資には向きません。

あくまで、短期投資に限ります。

 

レバレッジはレンジ相場でも減価するので、レバレッジをかけたいなら先物取引やCFDのほうが有利だと思います。

 

株が長期的には上がると思われるなら、やはり現物が一番かなと。

どうしても買うなら、コロナのように暴落したときに限って、レバレッジを買うのはありだと思います。

 

米国金利上げでナスダックが苦しくなってくるとは思いますので、チャンスはあるかな?