伝説の24歳ニートのインタビューです。
これだけを聞くと、ただ働きたくないだけのニートだと思うでしょう。
でも彼は、ニートになるまえは働いていました。
なんと、22歳で月収40万円。
でもブラック企業だったらしいです。
今なら、月収40万円も払えるところは、ブラックとは言わないかもしれませんね。
インタビュー当時は、2004年頃。
ITバブルが崩壊して、2003年に景気が悪くニートが増えてきた頃です。
でも今よりも平均年収は高く、まだ世界中に日本製品があふれていました。
デジカメやミュージックプレイヤー、音響機器類なども日本製が多かった。
バブル崩壊したとはいえ、スマホが出る前までは、日本も技術力もあって収入も良かったですね。
このころ小泉改革もあって、非正規社員、期間工が増えて、働くことに絶望を感じる世代が増えたのかなと思います。
正社員と非正規の格差。
非正規のまま働いても、将来が描けないことに諦めがにじんでいます。
当時のニート24歳は、18年後 今42歳です。
その後、うまく就職できていればいいのですが、無職期間が長いと正社員は難しいでしょう。
非正規雇用でほそぼそと生きていくことを受け入れているでしょうか?
ブラックでも月収40万円の会社を辞めなければよかったと思うでしょうか?
でも、ブラックでメンタルがやられてしまうと取り返しがつきません。
おかしくなる前に辞めるのは正解だと思います。
その後の消息はわかりませんが、健康に生きていることを願います。