会社員に入社したころの話ですので、かれこれ20年前になります。
自宅から近い所に、太陽神戸三井銀行という合併を重ねた銀行がありました。
長くて呼びにくかったからか、さくら銀行に商号を変更。
その頃、証券会社でしか購入できなかった投資信託が、銀行で購入できるようになりました。
金融ビックバンと呼ばれる頃の事です。
現在のようにネット証券が一般的では無く、窓口販売の証券会社が勢いあるころです。
入社して初めてボーナスをもらった時に、どうしようか悩みました。郵便局の定期預金は金利が少ないですし、通常預金においても利子が増えません。
時は、ITバブルで日経平均株価が2万円を超えようとしている時でした。
株は欲しい。
でも、証券会社は敷居が高くて、窓口で口座を開設するには勇気がいります。
そんな時に、さくら銀行(現三井住友銀行)で投資信託が購入できることを知りました。
とてもうれしかったです。
すぐに、さくら銀行の口座を開設して、銀行員のすすめるままに投資信託を購入してしました。
株に対する手数料や信託報酬などの知識は皆無です。
今、考えるととても怖い事をしたなと思います。
その後、2003年の暴落で投資信託は、半値になりました。
この頃になると、投資信託の価格を見る気にならず、購入した事実から逃げるようになりましたね。
結局、2007年頃に投資信託の取得価格と同値くらいで、売却しました。
当然ながら、利益はほぼ0でした。
私が購入した さくら日本株オープンですが、名前を変えて今も実在します。
現在の手数料は、
購入手数料は、2.2% 信託報酬料は、0.88%
購入した当時の手数料はもっと高かったかも知れませんが、現在でも信じられない位手数料が高いですね。
現在のインデックスファンドと比較すると、雲泥の差です。
手数料が高くても、米国株のように右肩上がりであれば収益を得られたでしょう。
投資タイミングも銘柄選びも全て、銀行員任せで投資をすると痛い目みるぞという例になればと思います。
とかく、投資タイミングは難しいですが、右肩上がりの銘柄に投資することが最終的に勝てる投資です。
バブル後価格を抜けない日本株より右肩上がりの米国株が優位な投資先だと判断しています。
20年後、笑っていられるといいですね。