24年12月からIDECOの掛け金が増額されています。
iDeCo掛金の拠出限度額が月額12,000円から20,000円に引き上げされる第2号被保険者
更に、25年には月7000円の増額も検討されています。
無職は最高月額6万8千円で年間81万6千円⇒年間90万も拠出することができて、所得税控除になります。確かにお得ではあります。(注意 健康保険税はとられます)
IDECOに拠出するまでは税金がかかりませんが、問題は受け取り時に税金がかかるという点ですね。ただ、退職金控除の対象なので拠出年数や退職金の受け取り時期によっては税金がかからないと思います。
現在は、退職金が多い方は時期をずらすことで退職控除を2回もらう方法があります。
それは引き落とし可能な60歳にIDECOを一括で受取、5年後の65歳で退職金をもらうです。(退職金が先でIDECOは19年間をあけないとなので使えません。)
IDECO受け取りから5年あけるが正解。
でも、次の改正で5年間を10年間に変更する事が検討されています。
これでは、60歳でIDECO受け取り70歳で退職金ですが、ほとんどの方は無理でしょう。
これだと、退職金とIDECOを同時に受け取るか?またはIDECOの一部を年金として受け取る方法でしか節税はできそうに無いです。
退職金+IDECOの額はかなり大きな金額になる可能性が高くがっつり税金の対象になるかも知れないですね。
現在は、まだ退職金控除額も大きいですが、勤続(拠出)20年以上70万円控除も縮小することを検討しています。
この点からも政府はIDECOの拠出を増額しておいて、退職金控除を縮小する方向なのは間違いないと思います。
更にIDECOが恐ろしいのは、60歳まで引き出しができずそれまでに法律が変わってしまうことです。
受取り直前に法律改正で退職控除自体が消滅なんてことも考えておく必要がありそうです。
自分で考えて、制度をしっかり吟味して資産を守っていく事が一層大切だと思います。