金利が10%って、詐欺案件なんじゃないかと思うくらいの高利回りですよね。
過去に10%利回り案件だと、平成電電が10%でお金を集めて倒産したことがありました。
平成電電と楽天では会社規模も信用も違うとは思いますが、この楽天の債権の格付けは投機的、いわゆるジャンク債ということです。
楽天は、通信事業がかなり悪くなっているので、とにかくお金を集めることを最優先しているみたいですね。
将来も利益が10%以上出るとは思わない楽天モバイル。果たして大丈夫なのだろうか?
実は、うまくいけば、実質金利0で借りられるかもしれません。
楽天が起債したのが昨年の円安の時です。
債権はドルなので、例えば起債1ドルを150円に換えて楽天に振り込みます。
1年後、1ドル128円だったとすると1.1ドル=140円を投資家に返却すれば返済完了です。
借入 150円
返済 140円
あれ?ドル金利10%をいれても、円換算では10円も儲かってしまいますね。
楽天の三木谷さんがここまで相場を読んで起債をしていたら、投資の天才です。
実際には2年債だと思うので、2年後のドル円レート次第では実質0円起債になっているかもしれません。
す、すごい。