人生は、思い通りにはいかないものです。

自分が思い描いていた人生を歩めているとは思えないです。爆

私が小さい頃は、両親は普通に働いて生活できていましたし、周囲の大人たちも仕事をしていました。

今のように、ニートとかセミリタイヤなどをする人は少なかったと思います。

仕事は、正社員が当たり前でしたし、意外と格差も少なく、豊かに生活ができていたと感じています。

今思えば、両親の世代は、戦後からバブル時代に普通に働き、普通に生きられる良い時代だったのでしょう。

私たち、バブル崩壊後の氷河期以降に入社した方は、就職難で非常に厳しい時代だったと思います。

私は、なんとか、中小企業に入社することができて、一生この会社で働こうと思っていました。

一度辞めたら、就職先なんか見つかりませんから、とにかく我慢すれば、生活に困らないとそう信じていたのです。

バブル後、世の中は、凄まじいスピードで変化しました。リストラどころか、消滅したり身売りした会社も沢山あります。

入社してから、給料も思ったほど増えずに、社会保障費ばかり増えてしまって、使えるお金は逆に少なくなっていくばかりでした。

それでも、借金が嫌いな現金派でしたので、すべて現金で買いました。新車も一括で買えるまで貯めていましたね。

多少のお金ができて、投資信託などを始めました。当時雑誌で大々的に宣伝されていたグローバルソブリンを買っちゃたのです。

毎月、配当がでるのでお小遣いをもらっている感覚がうれしかったのを覚えていますが、実は元本がどんどん減っていくだけの蛸配当ファンドだったのです。

広告のせいか、このファンドは資産が5兆円にも達し、日本最大のファンドになりました。

広告に騙されるのが悪いのかも知れませんが、私の投資レベルは超初心者なので銀行のカモネギでした。結局は、プラスマイナス0で損はしませんでしたが、他の投資信託なら利益が出たかもしれません。

あの当時は、積立投資という知識がありませんでした。知っていれば、資産も随分違っていたと思います。

日本政府があの当時から積立NISAの仕組みをつくっていれば、もっと認知されて老後破綻する人が減っていたと思うと残念です。

あと10年早かったら・・・・人生は思い通りにはいきませんね。