日経平均1株当たりの利益が624円でも問題ない

日経平均1株当たりの利益(EPS)が624円まで落ちてきました。

単純に日経平均株価は、EPSxPER(株価収益率)で求められます。

日経平均株価20000円=EPS 500円xPER 40 という具合です。

ですので、現在のPERは、20552円÷624円 = 32.9 です。

PER32.9は、めちゃくちゃ高いです。つまり株価もすごく高いです。

コロナショック前は、PER12~15 今は約33倍。 2倍以上株価が高いことをさしています。

でも、問題ありません。

この1株利益EPSの計算方法ですが、今期末の予想利益を平均している数字なのです。

今期はコロナの影響で予想利益を発表していない企業が多いのですが、そういった未発表の企業は利益0として計算するからなのです。

つまり、今期の1株利益は当てにならない。

問題ないと言うより、あてにならないので無視してもOKなんですね。

実は、私も知りませんで真剣にやばいなぁと思っちゃいました。

もちろん、コロナがさらに猛威を振るい現在のEPS以上に落ちる可能性もあるでしょう。

でもどちらかというと、1株利益EPSは、上がっている可能性の方が高いかなという印象です。

真面目に平均PER15倍を掛けて現在の日経平均株価を計算すると

日経平均株価 =EPSxPER =624x15 = 9360円

日経平均株価 1万円割れですから

そこまでは下がらないと思うのです。