映画「マージンコール」の感想

なぜ、このような映画をみるかというと、相場が好調だからです。

歴史は繰り返される。永遠に上がり続ける相場は無いものと思わなければいけません。

と、話はそれました。

 

先日のマネーショートに続き、「マージンコール」を見ました。

どちらもリーマンショックの証券会社について映画にしたものです。

 

ただ、マネーショートは事実を映画に。

マージンコールは架空の物語なのが違います。

 

架空のため、マージンコールの方が心理描写をリアルに表現しているように思いました。

マネージャーは、部下の首切りに心を痛め抵抗するが、結局は首切りでお金をもらうことを決断している様子。

また、社長は首切りとかは全く気にせず自分の役職とお金だけを求め、責任の部下への押し付けや脅迫まがいのこともやっています。

平社員は、年俸3万5千ドル。マネージャーは年俸250万ドルと桁ちがいどころか2桁違い。

 

映画マネーショートは、事実のため関係者がいるのでやんわりとぼかして表現。

架空の映画マージンコールは、関係者もなく自由に表現できていました。

 

架空のほうがリアルに近いという皮肉ですね。

 

資本主義はお金主義。

マネーをかき集める経済です。

 

中央銀行がばらまきをしても、マネーが集まるのはいつも資本家なのです。

投資をしていない労働者からはマネーが逃げていくだけ。

このループが延々と繰り返され、世界の100人の資本家が世界のお金の約7割を持っているといういびつな世界になっています。

 

どこかでこの格差ゲームを終了しなければならないと思います。

今が、新たな世界のルールをつくる時なのかもしれません。