国民年金保険料の上昇と年金支給額の低下

国民年金保険料と国民年金支給額の比較

 

2008年 14,410円 792,000円

 

2022年 16,590円 777,800円

 

 

保険料が26,160円(月2,180円)上がっているのに支給額は14,200円も減っています。

さらに、年金から差し引かれる国民健康保険料や後期高齢者医療保険介護保険料が上昇し手取りはかなり減っています。

健保は自治体で違いはありますが、ここ10数年で数%上昇しています。

 

アベノミクスが始まったころから、将来実質年金が下がるので、自助努力するNISAができてんですね。

 

当時は、NISAなんてと思っていたのですが、インフレと実質年金減少がこれほど怖いものだとは思いませんでした。

20年続いたデフレで感覚がおかしくなっていたんでしょう。

物価なんて上がらないから、給料が上がらなくてもなんとか大丈夫、老後もなんとかなるんじゃないと考えていました。

 

アベノミクスから10年後、増え続ける国債金利上昇することができずハイパーインフレ化してしまいました。(コロナもあるけどね)

いまや卵パック100円が300円。バナナ1本が20円が100円という時代です。

わずか10年でこんなに物価が上がるなんて予想していませんでした。

都心23区のマンションの約半数が億ションとか、もうバブルの価格を超えています。

でも、実質給与は減っています。

 

だから、NISAという制度をつくっても庶民には投資するお金がありません。

私も、NISAが始まった頃に投資をしておけばよかったと後悔しています。

円が70円台から150円台まで低下しているのは、金利が要因といわれていますがそれでけでもないと思います。

 

国際競争力が35位にまで低下しているということは、日本の技術力の低下から円安になっても貿易赤字がとまりません。

過去には円安で貿易黒字を批判された過去がありますが、現在は全く逆です。

円安がとまらない可能性が高いということ。

 

日本株が高くなっていますが、ドル換算だと21年高値を超えていません。

資産防衛のためにも、海外資産を保有する必要がありますね。