昔の日記帳にあること

部屋の整理をしていたら、昔の小さな日記帳が出てきました。

 

書いた覚えはないのですがどうやら会社に入社した頃のことで、忘れてても仕方ない位の昔のことでした。

 

内容は当時悩んでいたことでした。

 

今になって改めて考えると幸せな悩みがそこにありました。

 

金利が安くて貯金ができない、少ない給料で郵便貯金の定額預金をしても利息がほとんど付かない。などお金の悩み。

 

そして、当時仲良くなった女の人に、逆プロポーズされそうになってどうにかして回避することを考えていたようです。

この子は口調は少し悪いところはあったのですが、根はとっても優しくて献身的なところがありました。ただお金の使い方が少し合わなかっただけなのです。

その他は、まったく不満も無く会話も楽しく毎日長電話していましたね。

 

これは、とっても悩んでいたみたいです。毎日話をしていても飽きずに楽しい。

ちゃんと正社員で働いていましたが、高額な買い物をするのでお金は大丈夫かなと心配になったりしました。まぁ当然給与は私よりずっと高かったみたいですけど・・・。

 

自分も若かったので他にもっと自分に合う人がいるだろうと、別れてしまったのですがそれ以降は全く上手くいきませんでした。

 

これが最初で最後の結婚するチャンスだったとは当時の自分には思いもしなかったんです。

 

お金に悩まずに結婚しちゃえば、お金は無くとも違った人生が歩めたかもしれないですね。

 

つまるところ、自分はお金があることが幸せだと勘違いしてしまったのかも知れません。

今はお金に不自由することはなくなりましたが、若い時に有意義にお金を使わなかった代わりに失ったものは多くもう戻ってきません。

 

お金も貯めるだけではなく、バランスよく使って人生を楽しむ。お金を使って色々経験してみる。

 

これが欠けていたんだと、今更ながらに思いました。

 

これからは、手持ちのお金を抱かかえながら細々と生活し誰にも分からず消えていくのみ。

 

普通の人生では無い選択を無意識のうちに選んでしまった後悔をいまさら感じました。

 

もう一度、あの時に戻れるなら自分からプロポーズしたいですね。

 

そして、お金はインデックス投資をしておけば問題無いはずですし、あの時の悩みは簡単に解決できてしまいます。

 

最初から答えがわかっていればこんな状態にはならないんですが、ここまで歩いてきてしまったのでもう引き返せません。

 

残りの寿命が何年あるかわかりませんが、少しでも楽しんでいこうと思います。