いまさらだけど、給料が激安だったこと。でもそれが役に立っている。

会社を辞めて、もう5年近くになります。

ずっと、心を病んでおり見たくないものを放置しておりました。

最近やっと整理する気になったので、年末の大掃除も兼ねて思い切って箱を開けてみました。

 

中身は、前職の給与明細やら手帳が入っています。

勤め始めてからずっと入れっぱなしで、箱を開けて確認するようなことはしませんでした。

 

改めて、給与明細を見てみる。

 

40歳で、総額30万円に満たない金額です。

総額です。手取りではありません。 手取りだと20数万円位。交通費を抜くと20万ちょいかな。

激安ですよね。

 

よくもこんな給料で、文句も言わずにサービス残業までして働いてきたなぁと感心しちゃいます。

 

話題のブラック企業と言われたビックモーターですが、給与は数千万円も貰えていたそうです。確かに法令違反をしている企業なので、正当化はできませんが従業員にはかなり還元していたのではないでしょうか?

 

私の勤めていた会社は、違反もしていましたが還元されていません。

だから、ビックモーターよりもっと真のブラックなのです。

ビックモーター、キツイなりに対価に見合ったいい会社に見えてしまう。

 

皆さん、本当のブラックを知らない。

世の中には不正させても、利益は社長のもので、従業員には一切還元されない会社もあるんですよ。

 

そんな派遣社員より安い給与でも何とかFIREできたのは、質素に生活してきたからです。

給与が安いから、生活費はかなり節約しましたね。そして余った分は貯蓄や投資にまわしました。

 

FIREしてからも、節約生活に耐えられるのは給与が安かったからともいえます。

 

もし、ビックモーターで数千万円ももらっていたら多分、こんな生活には耐えられないでしょう。数千万円の生活から一気に200万円の生活です。

最後は自己破産かと思います。

 

そういった意味では、給与が安かったおかげで、FIRE生活できている。

あの苦しかった職場には戻りたいとは思いませんが、そのつらさが役に立っていると考えれば、これで良かったのだと給与明細を見ながら飲み込む事にしました。