アマゾンキンドルアンリミテッドで読みました。
このFIRE本の特徴は、持ち家推奨することと資産を全額投資を推奨していないことです。
そのため、現実的なFIREとしてプチFIREをすすめています。
プチFIREってなんぞやというと、60歳FIREのことです。
年金が65歳から支給のため、普通の会社員は65歳まで働かなくてはならなくなっています。
若いころから積み上げた資産で5年繰り上げてFIREするのが現実的な選択肢らしいです。
その資産額は、老後2000万円と5年間x400万円で約4000万円あれば60歳でFIREできるとあります。
もし50歳でFIREするなら、8000万円が必要になるだろうと筆者は言っています。
これだと、ほとんどの人はFIREできないのではないかな?と感じました。
問題は、年間400万円の費用です。これは税込みなら年収500万円くらいの生活だと思われます。
筆者は、ゆとりあるFIREで投資の危険をなるべく避ける生活を推奨しているようでした。
読み進めると、投資すれば必要資産は少なくすむと書いてあるけれど無職状態なのでリスクは低くすること。投資は資産の半分くらいが目安と書いてありました。
確かに、投資はリスクがつきものだしリーマンショックが長期的に続くと考えたら少ない資産でFIREは無理だと思います。
無職になってからでは、職を探すのが困難だからプチFIREを勧めるのも納得はします。
でも、仕事したくないからFIREを目指しているのに60歳まで働くというのはちょっと夢がなくて残酷だなと思います。
今回のコロナ相場で、FIREが近くなった方は多いはず。
私は、あまり儲けることはできなかったけど、この上昇がいつまで続くのか疑問はあります。
FIREしてから、資産が半分になったらまた働かないと生活が苦しくなるでしょう。
また、年利10%以上でFIREを計画していたらどこかで間違いなく破綻するでしょう。
この本は、そういった事を警告しているように感じました。