FRB 0.25%利下げ

19年9月18日、FRBが米中貿易戦争や世界経済減速による悪影響を緩和するために政策金利を年1.75~2.0%に利下げを決めた。

米ドルのスワップ金利が下がる。

スワップ金利とは、通貨間の金利差の調整するために用いられます。

FX(外国為替証拠金取引)などでは、低金利通貨を売って、高金利通貨を買う場合にスワップ金利分をもらうことができます。低金利通貨を買って、高金利通貨を売る場合はスワップ分の支払いが発生します。

具体的には、日本円を売って米ドルを購入する場合。

買い:米ドルの金利 2% 売り:日本円の金利 0%の場合は、

米ドル金利 2% - 日本円金利 0% = 2%スワップ金利分がもらえる。

米ドル金利が0.25%下がった場合は、金利差額が小さくなるので、もらえるスワップ金利が少なくなります。

米ドル金利 1.75% - 日本円金利 0% = 1.75%スワップ金利

外貨定期預金などでは、スワップ金利ではなく、購入した通貨の金利がもらえます。

スワップ金利は、短期金利の日割り

外貨定期預金は、満期になるまでの金利で変わりません。しかしスワップ金利は、1日ごとに日割り計算で反映されています。短期金利が変われば、スワップ金利もすぐに変わってしまいます。