これもリーマンショックの現実を映画にしたものです。
登場する人物は、実際に住宅ローンで破綻した人たちやローンに苦しんでいる人のドキュメンタリーです。
アマゾンプライムには、字幕しかありませんでした。字幕タイミングが悪かったり文字がかぶっていたりと少し分かりにくいですが、とてもいい映画だと思いました。
サブプライムローンだけではなく、資本主義経済の根本的な問題についても1900年代にさかのぼって説明されています。
ここでも、お金が一部の資本家に集まる仕組みが問題と表現されています。
十分に中間層にお金が回る時、経済も国民も豊かになれる。
けれど、アメリカの場合は1970頃から中間層の所得減により貧富の差が激しくなった原因についても説明されています。
中間層の所得が減った分、住宅価格の上昇により、所得が代替される。その住宅ローンを借り換えさせることで、金融業界が潤い、その手数料は住宅ローン契約者が払うことになっているなど。
住宅価格上昇のおいしい部分は、資本家に流れるような仕組みがありました。
サブプライムもそうですが、いつもルールを決めるのは資本家なんですね。
だから都合の良いルールを使ってお金を巻き上げる。
国会議員もおなじですよね。
領収書も必要がない祭費など都合の良いルールを自分に適用させて、民間人には領収書付けても重税をかけたりして。
平等でないこと、それが貧困が生まれてしまう原因ですね。
資本主義 対 社会主義。
資本主義の勝利のように考えられていますが、果たして本当なのでしょうか?
行き過ぎた資本主義をどうにかしようと中国はもがいていますが、規律のある資本主義が出来るのか?
これから世界の2大国がどのような経済発展を遂げるのか興味がわきました。