26兆円の経済対策の効果が少ない?

あれだけ、「ポイント還元を実施するし消費増税の影響はない」と言っておきながら、結局はこの始末。

消費増税が景気にダメージを与えるのは分かっていたはずです。

野党も桜を見る会ばかりに気を取られていますが、26兆円のお金を閣議決定だけで決めてしまう政治はおかしいと思います。

消費増税に対する議論も、今回の景気対策に対する莫大な金額の使用に関することも、国会で議論することもなく決めてしまういまの日本の政治に絶望するしかありません。

この点は、日本は最悪といっていい。アメリカなどは、国債発行上限が決まっていて、そのたびに議会の了承を得るのです。民主主義とはそういうものでは無いでしょうか?

経済対策26兆円全て使用するわけではないですが、日本のGDP500兆円の約5%も使って、GDPがやっと1.4%上昇するかな?程度の効果しかなさそうなのです。

例えば・・・・ ジャイアンが「すっごい寒いので、お札燃やせば、しばらく暖かいんじゃね?お札はお前(国民)がだせよ!」 と言っているみたいな・・・・変なたとえですね。

その位、消費増税後、現在日本の景気は悪くなっていると見ていいでしょう。

11月の自動車販売台数は、前年同月比15%減少しています。

自動車は、ガラスから電子部品、素材、運送、販売まで幅広い影響があるので、景気を見るバロメーターになると考えています。

ちなみに、リーマンショック時の2008年12月自動車販売台数は、前年同月比-22%です。

このまま、自動車の販売台数が戻らないとしたら、企業は大ダメージでしょう。

経済対策も一時的には効果がありますが、いつまでも続くわけはありません。

ただ、企業は、リストラを加速して雇用環境、失業率は悪くなってくると予想されます。

景気はオリンピックまで、誰もが想像していたことが事実となるだけなのです。

ただ、悪いことばかりではありません。

景気が悪くなって、株や円高になったら、チャンスです。

セミリタイヤ資金を衰退に向かう円からドル資産に買えていこうと思っています。ひょっとすると今回が最後の円高チャンスになるのではないかと考えています。

2020年~2024年位にかけて、投資の機会が訪れるとセミリタイヤが楽にできそうですが、どうなるでしょう。未来はだれも予想できません。