またもや労災が発生しています。
残業時間が140時間というと計算上は、毎日5時間残業と土曜日出勤していたことになるのでしょうか?
恐らく、それ以上はやっていたと思います。
私も入社したころは、なれない仕事でその位の残業をやっていました。
この場合は、時間もそうですが仕事の内容の方がきつい場合が多いです。
仕事がそれほどきつく無ければ、140時間の残業はそれほど苦にはならないかなというのが経験上ありますね。
当時の勤めていた会社は残業代が月5時間までしかでませんでした。ですので、5時間以降はすべてサービス残業となっていて、会社のほとんどの人がサービス残業をしていました。
ですが、お金をもらっていないという意識からか結構のんびり仕事ができ、同僚とも話したり途中でご飯を食べにいったりかなり自由な感じでした。
それもあって、当時はそれほど苦にはなりませんでした。
サービス残業って当たり前だよねという日本社会の雰囲気もありましたし、集団主義というかみんなで乗り切っていこうというちょっと古い感じでした。
それが、いつの間にか能力主義の個人主義みたいな感じになって、個人に対して負荷が酷くなったあたりから残業が苦しく嫌になりました。
能力主義といわれても、自己アピールや表現力で評価なんていくらでも変化してしまいます。
恐らくではありますが、自殺された方も個人だけで相当苦しんだのではないかなぁと察します。
追い込まれて、会社を辞めるという選択も考えられなくなったのかもしれません。
思考が停止してしまうのです。
私もなかなか会社を辞める事ができませんでした。
今は、辞めてよかった。逃げてよかったと思っています。
多くの人に、逃げてもなんとかなるよと伝えたいです。