石油価格下落による採算悪化からBPは、30年までに再生可能エネルギーの発電所などに約50億ドルもの資金を投入する。
出力ベースで、原子力発電所50基分に相当するらしいです。
二酸化炭素排出量の問題から自動車が電気に変わるように、石油業界も着々と次世代へのエネルギー転換がすすんでいるように思います。
単純に自動車が電気自動車に代わっても火力発電所で電気をつくったら、二酸化炭素排出量の減少に貢献しないでしょう。
日本全部の自動車をガソリンから電気に変えると、必要な電力量は10%増で済むという計算もあります。
それが、再生エネルギーで賄う事ができれば、輸入している石油が少なくてすむし国益にもかなうはず。
しかし、現在は揮発税でガソリンに多額の税金をかけて税収が潤っているので、そう簡単に電気自動車への移行をすすめたくはないのが本音かもしれません。
自動車製造会社もガソリンエンジンへの部品製造で潤っていますから、官民ともに電気自動車に消極的なのです。
そこに、テスラですよ。いつのまにか日本の自動車会社時価総額を超えてしまっています。
このまま、現在にしがみついていたら、電機産業と同じ事が起きてしまいます。
世界のパナソニック・ソニーだったはずが、サムスンに追い抜かれたようにじわじわと変化の波がきていると思います。
10年後世界に誇る自動車産業が残っているのか、すこし怖いです。