セミリタイヤの3大リスク

セミリタイヤしていると、時間があるのでお金、健康、仕事など その中で、セミリタイヤに重大な3大リスクについて考えてみました。

3大リスク ・健康リスク ・投資リスク ・インフレリスク

健康リスク

やはり、健康が一番最初に考えられるリスクだと考えられます。 偏った食事や不摂生で、体調を崩して病気になったら、セミリタイヤどころではありません。 健康であれば、お金が無くても働いて稼げますし、なんとかなるので一番重要ですね。

投資リスク

投資で損失を出して、資産を減らしてしまうことです。 資産減少によって、生活費の余裕が無くなっていくと、精神的にも追い込まれますね。 実際に、仕事も手につかない位のダメージをくらったことがあるのですが、かなりきついです。 仕事をしていても厳しいのですから、収入の少ないセミリタイヤだとどうなるか心配です。

インフレリスク

実は、一番怖いのがこれです。 こればかりは、個人の努力ではどうにもなりません。 私の場合は、投資に回せる資産が少ないので、インフレはかなり心配です。 現在日銀は、年率2%のインフレ目標を掲げています。

年2%もインフレしたら、20年後、30年後の物価はどうなるのでしょう。 例えば、月20万円の生活費を計算してみましょう。

1年目 200,000円  (12ヵ月 240万円) 2年目 204,000円 3年目 208,080円     ・     ・ 10年目 239,000円     ・     ・ 20年目 291,000円     ・     ・ 30年目 355,000円  (12ヵ月 426万円)

1年目の生活費 240万円 とすると 30年後は1.8倍 426万円必要になります。

同じ生活水準でも1.8倍必要になります。

食事も水道代も光熱費も全てが1.8倍になるのです。

年金も1.8倍になれば大丈夫なのですが、年金はインフレ分上がらない仕組みがあります。

マクロ経済スライドと呼ばれ、物価上昇分より年金上昇率が低く抑える仕組みなのです。

毎年、年率2%で上昇していったら、老後資金2,000万円では足りなくなるのは確実だとおもいます。

現金1億円あっても現金で持っている限り、セミリタイヤも難しいはずです。

私の老後計画は、年金と投資で、年間200万円で生活することです。 でも、年間400万円が必要になったら生活できません。

セミリタイヤには物価が安くなるデフレが望ましいですが、昨年は消費増税もあって強制的にインフレ傾向になっています。

セミリタイヤした者としては、また物価が下がるデフレに戻ってほしいですね。