入社した時は、セミリタイヤするとは思わなかった。

最近では、セミリタイヤという生活が認知されつつありますが20年前は全然理解されなかったと思います。

当時の私も仕事をしないで生活するのは拒否感というか普通に働くのは当然という認識でした。

お金もなかったですし、ネットはあったけどこれほど多くの情報は無かったように思います。

入社した当時は、このまま定年まで働くんだろうなぁと漠然と思っていました。

社員のほとんどが正社員でパートは少なく、定年まで働く環境でした。

入社後暫くすると、小泉政権の頃からでしょうか派遣社員がかなり増えてきて安倍政権の頃にはパートと派遣の合計が50%位の割合になりました。

小さな会社ですが、景気に敏感な業界ですから雇用調整しやすい派遣社員を増やしていました。

リーマンショック時には、ほぼすべてが解雇。 

職場で知り合えた派遣社員が泣いていたのを覚えています。

ただの正社員1人ではどうすることもできませんし、会社の社長でもどうにもならないことだと思います。

そういう社会的な構造を経団連が望んでいたのです。

現在はコロナ下にありますが、そういった派遣などの雇用調整だけではどうにもならずに、いよいよ正社員まで火がついてきたように感じます。

早期退職勧告も次々と発表され、正社員であっても首切りから逃れられません。

アベノミクスの超金融緩和も限界まで来ていますし、人口減少も著しいです。

入社した当時のように当たり前に定年まで働くことが難しい時代になりました。

副業なり株式投資なり会社以外の収入が無いと生きづらい世の中ですね。

私はなんとか、アベノミクス景気で社員を続ける事ができたので、滑り込みセーフだったのかも知れません。

リーマン、東日本大震災と続いて大不況が来ていたら恐らく退職させられていたと思います。

そう考えると幸運だったと思います。

なんとか残りの人生を生活する位は、稼げましたから

とりあえずは、安倍ちゃんありがとう。と言いたいですね。

悔やむべくは、アベノミクスの時に株を買ってなくて儲けられなかったことくらいでしょう。

いまでも悔しいです。